ライブの会場となったのは、甲府市中央にある「桜座」。 「土間」のステージと独特の雰囲気を持つ劇場です。 折しも前日(3/14)には、桜座および周辺のライブハウスを舞台に「KOFU JAZZ STREET」が開催され、甲府市中央はJazz熱の高まりを見せていました。
ライブは「Fried Pride」の最新CD「Rocks!」の発売にともなうツアーの一部で、同CD収録曲を含む12曲(とアンコール)が披露された大変エキサイティングな夜でした。 念のため「Fried Pride」について触れておくと、『類まれなる歌唱力を持つボーカリストshihoと超絶技巧のギタリスト横田明紀男の2人からなるジャズユニット』(Fried Pride Official Web Site より)で、担当KはCD6枚を所有し都内ライブに参戦する程度のファンです(CD全部じゃなくてゴメンなさい)。 Jazz(やその他ジャンル)のスタンダード曲のカバーが多く、アレンジとShiho嬢の歌唱力により独自の世界が作り出されている点が気に入っています。 以下、セットリスト(後半は担当Kが興奮していたため、順序に間違いがあるかもしれません)に沿って当日の様子を振り返ってみたいと思います。 なお、担当Kは最前列のほぼ中央に陣取っています。
後半はピアノに着席したShiho嬢による「卒業写真」の弾き語りからスタート。 次いで、横田氏の(「禁じられた遊び」との二択から選ばれた)「スペイン」ソロ。 ふたりの技量をこれでもかと見せつけます。 その後「Rocks!」から「Every Breath You Take」とタマホ「Burn」、8枚目のアルバムから「Smile」、そしてフィナーレ「Dig It !」(5枚目)へ向かい、盛り上がりは最高潮に達します。 桜座はもともと客席とステージが近く、最前列に座るとアーティストまで2m程の至近距離なのですが、「Dig It !」では横田リーダーがさらに前へ出て、担当Kの鼻先30cmの距離でソロを弾きまくるというサービス(この時点で担当Kは相当興奮)の上、演奏中のギターを叩かせてくれるパフォーマンスまで披露! 会場一体のうちにステージは幕を閉じました。
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終演後に購入したCD(これで担当KのCDは7枚に)におふたりのサインをいただき、固い握手を交わしたのち、後ろ髪をひかれながら会場を後にしました。 夜の外気でも冷めぬ興奮の中、そういえば都内のライブのアンコールも「Close To You」(2枚目)で会場とフライド・プライドの合唱だったな、と思い出しながら家路につく担当Kなのでした。 いかがでしたでしょうか。 紙面の都合上だいぶ割愛しましたが、ライブは会場を盛り上げる趣向が随所にちりばめられており、おふたりのトークも円熟の域に達しています(横田リーダーのスイートヴォイスだけでも一聴の価値ありです)。 Official Web Site によると、少なくとも4/18まではツアーが続くようですので、稚拙な文章で興味を持たれましたら、お近くの会場に足を運んでみていただければと思います。 また、桜座でも様々な公演が予定されていますので、スケジュールのチェックをお勧めします。