取材担当Kです。
私のデスクの上には時折、不思議なものが置かれていることがあります。
これはきっと、ブログのネタにしなさいということなのだろうと理解しています。
今回はそんな中から、大判の洋書「Rock & Roll Memorabilia」をレビューしてみたいと思います。
なお担当Kは、Jazzを中心とする音楽領域を好んでおり、ロックの知識は皆無に近いので、どのような結果になるかはわかりません(汗
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この本には「A History of Rock Mementos」なるサブタイトルが付されており、訳すと「ロック記念品の歴史」といった感じになるでしょうか。
どうやら後世に残すべき品々やロックにまつわる記憶がたくさん詰まっているのだろうと予想されます。
そう見当をつけて目次を開くと、確かにそのような項目が並んでいます。
以下、目次に沿って内容を(なんとなく)ご紹介します(タイトル訳は担当Kによる)。
Musical Instruments(楽器)
・Guitars
担当Kでも名前を知っているロッカーたちが愛用したギター(結構な割合で破壊されています)が、写真付きで紹介されています。
ロックを象徴する楽器のためか、多くのページが割かれています。
・Drams
ギターと比べるとガクッと紙面が少なくなりますが、ドラムが紹介されています。
個人的には「Carl Palmer's ELP Kit」が目を惹かれました(カッコイイです)。
・Pianos, Organs, Synthesizers
さらに紙面が少なく、片ページのみの紹介ですが、ポールマッカートニーやジョンレノンが使用したピアノや電子オルガンなどが掲載されています。
・Miscellaneous Instruments
ロックシーンでは出番が少ないかな、と思っていたのですが、レコーディングに使われた管楽器などが紹介されています。
Printed Memorabilia(印刷された記念品)
・Poster
ライブの告知等のポスター類が紹介されています(若きジェームズブラウンの顔写真入りのものも!)。
少ない色数とタイポグラフィだけで目を引く印刷物に仕上げてある点は、プロモーション担当として見習うべきものがあると感じました。
他にも芸術的なものからコミカルなものまで、眺めて楽しい内容になっています。
・Photographs
(おそらく)貴重なものと思われる写真の数々が収録されています。
・Programs, Tickets, etc
ライブのプログラム冊子やチケット(の半券)などが掲載されています。
これはすごく貴重な感じが漂っています(チケットの半券カッコイイ!)。
Cars of the Stars(スターの愛車)
アメリカンな感じのゴージャスな車が多数紹介されています。
見開きで掲載されている、ジョンレノンのド派手なペイントのロールスロイス(黄色)が圧巻です。
Gladrags(ステージ衣装?)
ステージ衣装と思われる(奇抜な)服装が紹介されています。
70年代ファッションはオシャレですね。(^^
Rock & Roll Art(ロックンロール・アート)
アルバムのアートワークや、バスドラムのペイント、アーティストの自筆、その他アート作品が紹介されています。
アルバムアートワークは勢いがあって良いです。
Rock Miscellany(ロック雑録)
古めかしいジュークボックスや、各種の賞などが収録されています。
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というわけで、駆け足かつロックな部分にはあまり触れない形での紹介になりました。
アイウィーヴには音楽好きが多い(担当Kもかつては金管楽器をかじっていました)ため、このような本が転がっていたりするものと思われます。
アイウィーヴとこの本を無理やり関連づけるならば、iPhone の提供元である Apple 社と因縁の深い「Apple Records」関連のグッズが幾つか紹介されていて興味深いです。
中にはポールマッカートニーが所有した「Apple Watch」も含まれています(!)。
いかがでしたでしょうか。
担当Kのデスクには、他にも難易度が高そうなグッズがいくつか置かれており、今回は一番なんとかなりそうな品をチョイスしました。(^^;
他の品も頑張ってレポートしますので、次回以降をお楽しみに!
取材担当Kです。
昨日(3/15)行われた「Fried Pride(フライド・プライド)」のライブの様子をお伝えしようと思います。
ライブの会場となったのは、甲府市中央にある「桜座」。
「土間」のステージと独特の雰囲気を持つ劇場です。
折しも前日(3/14)には、桜座および周辺のライブハウスを舞台に「KOFU JAZZ STREET」が開催され、甲府市中央はJazz熱の高まりを見せていました。
ライブは「Fried Pride」の最新CD「Rocks!」の発売にともなうツアーの一部で、同CD収録曲を含む12曲(とアンコール)が披露された大変エキサイティングな夜でした。
念のため「Fried Pride」について触れておくと、『類まれなる歌唱力を持つボーカリストshihoと超絶技巧のギタリスト横田明紀男の2人からなるジャズユニット』(Fried Pride Official Web Site より)で、担当KはCD6枚を所有し都内ライブに参戦する程度のファンです(CD全部じゃなくてゴメンなさい)。
Jazz(やその他ジャンル)のスタンダード曲のカバーが多く、アレンジとShiho嬢の歌唱力により独自の世界が作り出されている点が気に入っています。
以下、セットリスト(後半は担当Kが興奮していたため、順序に間違いがあるかもしれません)に沿って当日の様子を振り返ってみたいと思います。
なお、担当Kは最前列のほぼ中央に陣取っています。
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1曲目、パーカッシブな横田リーダーのギター(氏のギターは常にパーカッシブですが)とともに「Rocks!」収録曲「Eat The Rich」が演奏されます。攻撃的な曲調はフライド・プライドにぴったりで、1曲目からカマされたなという感じでした。
続いて同じく「Rocks!」から「My Sharona」とアップテンポな曲が続きます。
2曲を終えた時点でMCが入り、恒例?の「リーダー・コール」を含むふたりの紹介などが行われます。常連さんが多かったようで、MCも大いに盛り上がりました。
3曲目からはうってかわって「Lovin' You」(7枚目収録)、「Take 5」(同9)、「接吻 KISS」(同6)とメロウなナンバーが続きます。
「Lovin' You」では横田リーダーが左手でコード進行しつつ、右手でピアノソロをとるという荒技を、「Take 5」ではShiho嬢が華麗なボイスパーカッションをそれぞれ披露します。
また、6枚目のアルバムに収録の「接吻 KISS」では切々と歌いあげる前サビに、思わずうるっとなる担当Kでした。
最後に2枚目のアルバムから「Almas」を別アレンジでガツンとキメたところで、前半が終了。休憩が取られました。
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後半はピアノに着席したShiho嬢による「卒業写真」の弾き語りからスタート。
次いで、横田氏の(「禁じられた遊び」との二択から選ばれた)「スペイン」ソロ。
ふたりの技量をこれでもかと見せつけます。
その後「Rocks!」から「Every Breath You Take」とタマホ「Burn」、8枚目のアルバムから「Smile」、そしてフィナーレ「Dig It !」(5枚目)へ向かい、盛り上がりは最高潮に達します。
桜座はもともと客席とステージが近く、最前列に座るとアーティストまで2m程の至近距離なのですが、「Dig It !」では横田リーダーがさらに前へ出て、担当Kの鼻先30cmの距離でソロを弾きまくるというサービス(この時点で担当Kは相当興奮)の上、演奏中のギターを叩かせてくれるパフォーマンスまで披露!
会場一体のうちにステージは幕を閉じました。
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終演後に購入したCD(これで担当KのCDは7枚に)におふたりのサインをいただき、固い握手を交わしたのち、後ろ髪をひかれながら会場を後にしました。
夜の外気でも冷めぬ興奮の中、そういえば都内のライブのアンコールも「Close To You」(2枚目)で会場とフライド・プライドの合唱だったな、と思い出しながら家路につく担当Kなのでした。
いかがでしたでしょうか。
紙面の都合上だいぶ割愛しましたが、ライブは会場を盛り上げる趣向が随所にちりばめられており、おふたりのトークも円熟の域に達しています(横田リーダーのスイートヴォイスだけでも一聴の価値ありです)。
Official Web Site によると、少なくとも4/18まではツアーが続くようですので、稚拙な文章で興味を持たれましたら、お近くの会場に足を運んでみていただければと思います。
また、桜座でも様々な公演が予定されていますので、スケジュールのチェックをお勧めします。
以上、担当Kでした。
またレポートさせていただきます!