2014年6月9日月曜日

【iOS技術連載】In-App Purchase 第1回 - 概要

アプリケーション内で有料アイテムの販売を行う場合、In-App Purchaseを利用します。

開発者はアプリケーションの他の画面と統合された「ストア」画面のUIを用意する必要がありますが、それ以外の裏方の処理はフレームワークがサポートしてくれます。





In-App Purchaseを実現する大まかな手順は、以下のとおりです:
  1. iTunes Connectで「プロダクト」を定義する。
  2. プロダクト情報の取得処理を実装する。
  3. 取得したプロダクト情報を表示し利用者に購入を促す、ストアUIを実装する。
  4. 利用者の操作に応じて、支払いトランザクションを開始する処理を実装する。
  5. 支払い完了時に購入の事実を記録し、プロダクトを有効化する処理を実装する。
また上記以外に、利用者が(アプリケーション内の再インストール後などに)購入済みのプロダクトを復元できる手段を用意する必要があります。


■プロダクトの登録

In-App Purchaseを利用する開発者は、まずiTunes Connectで「プロダクト」を定義する必要があります。

プロダクトは販売しようとする有料アイテムに関するレコードで、アプリケーション内での販売は、プロダクトの販売の形で表現されます。

iTunes Connectでのプロダクト登録については、下記ドキュメントを参照してください:


以降の実装が必要な部分については、今後の連載で詳しくご紹介する予定です。

参考とすべきドキュメントは以下です:


なお、アイウィーヴの製品では、以下のアプリケーションがIn-App Purchaseに対応しています(2014.06.09現在):


今後の連載でもこれらのアプリケーションを例にとりながら説明する予定です。



今回は、In-App Purchaseの概要についてご紹介しました。
次回は、プロダクト情報の取得とストアUIの表示についてご紹介する予定です。





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